先代と次代への思いを託し、京町屋をリノベーション

築100年におよぶ京町家。以前は織物工場と生活空間が共存していました。

町並みの景観保持のためにも、建物の外観は従来のまま残しています。

通り庭の引き戸を開けると雰囲気が一変。

三和土の吹き抜けを活かした大空間は、上部に設けた窓から光が射し込みます。

無垢材や白のクロスで室内はより明るくなりました。

吹き抜けとスケルトン階段で開放的な空間を演出します。

階段～吹き抜け　2階ホールにつながるオープンな空間。

吹き抜けの2階部分には階段ホールがあります。あえて用途を決めず。「無駄」の価値を理解しながら、心の快適性にもつながる豊かでゆとりある空間にしあがりました。

機械を置いていたスペースは取り払い、庭と22畳のLDKを作りました。

LDKは勾配天井にし、空間がより広々と感じられます。

庭に面した窓からは採光もたっぷり確保。

1階に水回りをまとめ、ウッドデッキは物干しスペースとしても使えるので、家事動線がぐんと便利になりました。

将来の暮らしを見据え、室内は段差をなくしてバリアフリー対応にしました。

大家族の名残がある家に職住共存とご夫婦2人で暮らしていくための機能性や快適性をプラス。

こちらのお部屋はクローゼットを2つ取っています。部屋に物を出しておくことがなくスッキリとします。

洗練された美しいデザインで、おそうじもラクラク。

洗面化粧台は高い収納力で、ゆとりの空間を実現します。

大容量のクローゼット。棚で仕切ると奥行き・高さ無駄なく使用出来ます。

トイレの壁一面に赤のモザイクタイルを施したおしゃれな空間になりました。