ちょっと油断していると速攻で風邪ひきさんになりそうなこの寒さ!
京都にも雪が降り,いよいよ季節は冬本番となってまいりました。
そんな冬の休日
特に予定もなく、天気も良かったので、久しぶりに妻と連れだって近所へ散歩に出かけました。
前にもこのブログで少し書きましたが、私、北摂の高槻市という町にすんでおります。
最寄り駅はJRの摂津富田という駅です。
この富田という地域、池田や伊丹とならぶ「北摂三銘酒」のひとつに数えられる酒どころでありました。
昔々の江戸時代には24軒もの酒蔵があったとされ、銘酒「富田酒」は江戸の町にもその名を馳せていました。
『けさたんと のめやあやめの とんたさけ』
これは、松尾芭蕉の弟子(。。。微妙)の作とされています。
前後どちらから詠んでも同じ回文の俳句です。
今、現存する酒蔵は2軒となってしまいましたが。。。
かつて、酒どころとして賑やかだったこの地ですが、現在は昔ながらの建物も多く残る、ひっそりと落ち着いた佇まいの町並みです。
そして私たちお気に入りのいつもの散歩コースとなっています。
訳あって、今は禁酒の我が身ですが、このコースを散歩するときは必ず1本日本酒を、そして時には地ビールを買って帰ります。お酒がいけるくちの妻は毎回上機嫌です(^^;)
そんな、お気に入りの散歩コースの道すがら「本照寺(ホンショウジ)」という本堂の大屋根が大そう立派なお寺があります。
そしてこのお寺の気になる部分。。。
赤丸の部分。。。
獅子口とか鬼瓦とか言う屋根瓦の一部です。
大屋根の上にのっかているといまいちピンときませんがこの獅子口、実はとんでもなく巨大です!
下の写真は「本照寺本堂旧獅子口」といいまして
昔、本堂の大屋根で実際に使われていたものを修復したものです!(1804年製です)
右横に立っているオジサン(約173㎝)と比べれば一目瞭然!
優に、タテ・横3mはありそうな巨大ないぶし瓦製のもはや芸術作品です。
お寺では、鬼瓦といっても鬼面は使わず、てっぺんに「経の巻」という筒のような瓦を乗せ、菊や家紋が入っているものが多いようです。
この「獅子口」を創るのも、載せるのも、いにしえの匠の技ですね!
たまには、ぶらぶら散歩もよいものです(^^)
お正月用のお酒を買いにいかねば!
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