建仁寺・・
なかなか春らしい天気になりませんね。
晴れと思えば曇り、曇りと思えば雨と天気が目まぐるしく
変わります。
そんな中体調を崩されたりしていませんか?
どうかご自愛ください。
先日の休みに家内と東山にある建仁寺に参りました。
芍薬がちょうど開くところで、お寺をバックにその存在を艶やかに示していました。
建仁寺は俵屋宗達の「風神雷神図」で有名ですが、私が小学校に上がる前はこの近くに
親戚があり、よく祖母と遊びにいき寺の池のザリガニをよく「するめ」で釣っていたのを
思い出しました。
今回の目的はこの寺の近くにある、丸山という割烹料理店に行くことでした。
以前より行きたい、行きたいと思っていましたがミシュランの二つ星、予約の取れない店と
聞いていましたので、なかなか敷居が高く行けませんでしたが、ひょんなタイミングで
桜の季節(散りかけでしたが)に予約がとれました。
上の写真は冠木門を入ったところの小庭を待合から見たところです。
水が打たれた敷石に桜の花びらが大変風情を演出していました。
若い女将の出迎えから、料理を楽しみ、会話を楽しみ、大満足の気分で店をでることが
でき、改めて「おもてなし」の心を教わりました。
また、京都の食文化といえば大げさですが近年家庭だけでなくプロのお店での京料理の継承
までもが中途半端になっているなか、まっすぐに後生に京料理を継いでおられる心意気が感じる
ことができたのが、なにより感動をいたしました。
是非、特に京都に長く住んでおられる方にはこの感動を体験して頂きたいと思います。
おもてなしは細部にわたり、その都度感心しますが、この徳利の下敷きにありますのは
松葉で、徳利と下敷きがひっつかないように演出と実用が施されてありました。
心憎いとはこのことですね。
やっぱり京都に住んでいてよかった。