アパゴン!
今朝の夫婦の会話。
「なかなか暖かくならないね」
昼間は少しはぽかぽかの時がありますが、朝はまだまだ寒い。
それで上記の会話。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
先日来、あることがきっかけで今まで取りためたアルバムの写真の
整理をしています。
出るわ、出るわ、引っ越しの時に使う大きな段ボールに2箱。
意を決して5つのカテゴリー分け。
長男、次男、長女、子供達複数分、私達夫婦分の5つ。
やっと5つに分け終えた時に、家内が「まだあったわ!」。
やっぱり大きな段ボール2箱を押し入れの中から引っ張り出しました。
少し心が折れました。
今週の休みもアルバムの整理です。
そのアルバム整理も,ひとつ、ひとつ、あんなことがあったなとか
家内にこれ見てみとかやっていますと、ぜんぜん前に進まない。
その中でこの写真。
なつかしいな・・・・・・
12~13年前、私達家族が初めて留学生のホームステイのホストファミリーになった時、
キューバからやってきたアントニオ。
このアントニオはイケメンで理知的で空手の段持ち、そして歌がうまい。
子供達はしっかりと彼のファンになりました。
特に娘はこの時から海外に目を向けたように思います。
彼女の人生の貴人だったのですね。
彼が帰国後、メールでのやりとりをしていましたが、キューバーはインターネットの環境が
よくないため、音信不通となりました。
そこで数年前娘が「アントニオにあってくるわ」と突然言い出し、いとも簡単に手紙の住所
を頼りにひとりキューバーに出かけました。
英語は話せるものの、ラテン語は少し、しかし女は強い。
しっかりと首都ハバナにいき、見事アントニオに再会。
テレビの旅番組で突然訪問して、感動の再会などとありますが、まさにこれ。
この時私は思いました。「こいつはどこでも一人で生きていける」と。
キューバではアントニオのほか、いろいろな人との出会いや、タクシーの運転手に料金を
吹っかけられそうになり喧嘩したことなどの旅の思い出のお土産話がいっぱい。
そこで「アパゴン!」、ゴンにアクセント。
意味は「停電!」。
キューバでは停電がしょっちゅうあり、停電になると人々が「アパゴン」と叫びながら
外で酒を飲むそうです。
そういうと娘がキューバーについた翌日が
ハバナ全市の大停電があったとインターネットで出ていたことを思い出しました。
日本では停電はほとんどありませんが、なぜかこの言葉が強く残っています。
みなさん、今度停電があった時は「アパゴン!」と叫びましょうね。