最近読んだ本
最近読んだ本。
この3冊を読みました。
安生 正の「生存者ゼロ」を読んでいた時にアフリカで
エボラ出血熱のニュースが流れてきたときに読んでいましたので
よりリアルな感じがしました。
結末は意外ですが、息をつかせない運びに満足です。
池井戸 潤の「ルーズベルトゲーム」はご存じ半沢直樹の原作者で
一番面おもしろいゲームスコアは、8対7だといったルーズベルトの
言葉からできた本で、都市対抗野球の公式選をベースに書かれています。
この作者は半沢直樹ではありませんが、ひとりひとりの顔がはっきりと
本を読み進めるうちに見えてきます。
「倍返し」ではありませんが、文中にでてくるキャストが反骨精神を
持っているのが痛快ですね。
吉田修一の「横道 世之介」は青春小説とありますが、十代のころの
うれし恥ずかしのなかに40歳になった分別と事実が協和していて、
こんな話のすべりこみができるのだと感心しました。
また好きな作者ができました。
今後も楽しみにしています。 大藪